SAP技術者のサンプルコード置き場

ABAPの動作確認をしたコードと簡単な説明を置いておきます。

【設計・開発】基本設計書の処理想定時間、記載は必要でしょうか?

こんにちは。 基本設計書に、「処理想定時間」という項目がありますが、あれって必要なのでしょうか? 処理時間を机上で計測するなんて困難ですよね。

ある現場で経験したことなのですが、 「ちょっと遅そう」とわかっていた処理だったので、オンライン処理の「処理想定時間」に 「1件あたり最大10秒程度」と盛って記述して顧客にレビューで見せたら、 「こんなの時間かかりすぎるよ、申し訳ないけど業務まるでわかってないよ」と呆れられたことがあります。 まあ確かにちょっと盛りすぎたなと(笑)

そこで、次回以降同様の指摘を受けないように、現場のリーダーに確認を取りました。

私「先の一件があったので対策を考えたいのですが、実際の処理時間なんてわかりませんよね。 だから1件1秒とでも書いておけばよいでしょうか?」。

リーダー「極端に早い数字も入れないでほしいんですよ」

私「どうしてですか?」

リーダー「実際に作成されたプログラムでその処理時間を超過した場合、 パフォーマンスチューニング対象になってしまいますから」

・・・

上記のような場合だと、「ではどうすればいいのか」となってしまいますよね。 別の案件では、「オンライン時は1件あたりの処理時間を3秒以内とすることを前提とする」 という決めごとがあったのでので常に「3秒以内」と記載していたのですが、 これでは、何のために設計書に記述するのか・・・

処理速度の取り決めはプロジェクト内の規約等で決めておいて、 各設計書に処理時間を記載しない方が良いのかなと思います。